家賃保証がつくる諸問題❷でご説明いたしましたように同じような建物が多くなるということによる危惧があります。なぜ?今から30年ほど前にあるアパート専業建築会社がほぼ同様なアパートを家賃保証を謳い建てました。
そして今、同じような間取りがゆえに大幅な家賃下落になってしまいました。なぜ?
価格の種類と決まり方
| 市場とは、売り手と買い手が出会う場所で、さまざまな市場が存在する。 |
| ①卸売市場( 魚や野菜、くだものなどが売買されている )、②株式市場( 株式の売買が行われている )、 |
| ③労働市場( 働きたい人と雇いたい人が出会う )、など |
| 需要量( = 消費者がモノを買おうとする量 )と供給量( = 生産者がモノを売ろうとする量/小売店で販売し |
| ている量 )の関係で、市場で成立する価格を市場価格という。 |
賃貸住宅を探している方は多くの場合、まず、地域を決めます。どこでもよいという方はまれです。まず、いません。なぜならば、一般には「住まうところ」↔「働くところ」といった関係があります。
地域はランドマークを中心に物理的な範囲があります。いわゆる市場です。そこで2DKを探すとします。同様な2DKならば、需要と供給の関係が成立します。
したがって、需要に対して供給が多くなるので市場価格は低下します。賃貸住宅の家賃は低下します。家賃保証による間取りは建築コストと保証家賃との関係で一定のものに収束することが多く、長期的にみれば家賃低下に直結します。
こうならないためには新築時においては勿論、一定期間後も「創意工夫のある間取り、使いやすく便利な設備」を意識することが大切であります。

資本主義社会においてはごく自然なことです。
映画【三丁目の夕日】でテレビが家庭に入ってきたころ、自分が子供のころの出来事を思いだしました。
今では考えられませんがTVの実物も見てないで注文、何か月も待たされたうえでTVが家で観られた時代でした。
電気屋さんが定価で販売してました。いわゆる、作り手が価格を決めていた時代です。値引きをいえば、他に売られてしまいました。

時代の定番
和室には「茶だんす」「ちゃぶ台」「白黒テレビ」「柱時計」「ふすま」「畳」今では「もうすぐ忘れられる」言葉かもしれません。たとえば、「茶だんす」の2番目の引き出しに入れてあるといってもいわれた方は場所がわからないといった状態です。
自分が個人住宅の営業からアパートの営業になったころ、20年前にはアパートの建築看板を見て問い合わせがありました。間取りを伝えれば、まだ着工していないのにもかかわらず入居申込がありました。まさに【三丁目の夕日】のテレビ状態でした。
このころは家賃の値引き交渉はほとんどなく、大家さんが決めていました。家賃の交渉などすれば、初めからそんなこという人は…といわれ、ほとんどの場合、断れ、他の人に入居されてしまいました。
