☆建物が建てられた頃のライフスタイル“現状”においては洋室6畳が和室6畳でありました。この頃は貸家の部屋は和室、すべてといっても過言ではありませんでした。
部屋の数が優先されました。市場がそれを求めていました。また、洗濯機は外置きでした。4.5畳の和室に押入れがないのはたたんで部屋の隅に置く、脱衣洗面室がなく、キッチンで脱衣する、歯磨きはキッチンでするは当時としては貸家のライフスタイルであり「標準的な間取り」の典型です。
外観、間取り、設備をすべて「大工さん」にまかせるといった風潮もありました。
キッチンのわきに勝手口があり、そこをふさいで外に置いてあった「洗濯機」を置くように「防水パン」が設置されていました。キッチンセットの隣に小壁も何もなく、無造作に洗濯機が置かれている状態、さらにキッチンに冷蔵庫、食器戸棚が置けないという大問題がありました。
☆30年前くらい前、浴室にシャワーを付ければ何か月も決まらないアパートや貸家もすぐに入居者に選ばれました。
☆20年前くらい前、和室を洋室にすれば、同様に入居が決まりました。
☆この貸家も同様に数年前まで入居者が住んでました。
建築後42年の平屋貸家のリノベーションにあたり、私たちが現状の間取りから考えた「イメージコンセプト」です。
改善点 ①キッチンに冷蔵庫、食器戸棚がおけるようにした②脱衣洗面室を設けた③玄関ホールを設けた④キッチンを対面タイプにして明るくした⑤玄関ホールにポールハンガーが置けるようにしました
4年近く、空室でありましたが2か月半で入居者が決まりました。